コラム816

初めて教師として教壇に立って、今年度が16年目です。
生徒達がまだまだ幼かった頃に、当時の高校生が知財学習で考えていた未来の発明を思い出してみました。

そこには、電子黒板や電子教科書がありました。今年度からタブレットPCを授業に取り入れ、夢物語であった当時の発想がまさに現実となっています。
技術の進歩の速さに驚きを隠せません。

この速さの進歩では、もしかしたら行きたい場所に一瞬で移動出来る不思議なドアも近い将来実現出来るかもしれません。
様々な夢を描き、その夢に向かって努力を続ける高校3年間にしてもらいたいです。
(内田 成紀)

コラム815

「毎回の事だけど」
今年の1学期も数多くの催し物が開催されました。
文化部(吹奏楽)顧問の立場から見た1学期を振り返ってみました。

熊本県高等学校総合文化祭が5月30日~6月1日に行われ本校の吹奏楽部は30日に高文祭として新市街~下通り~上通りをパレードしました。昨年までは上通からの出発でしたが今年からは新市街からが出発となり無事に終わることができました。沿道で見に来ていただいたお客様からの声援、ありがとうございました。5月30日・31日と県立劇場ではステージパフォーマンスや展示などが行われ本校生徒も他校との交流に目を輝かせていたようです。

また、前のコラムにも掲載されていましたが5月31日から高校総体も行われました。本校の吹奏楽部は約20年前から式典のファンファーレを担当しています。今年は式典が始まって雨が降り出し入場してくる選手はかなり濡れていたようです。かわいそうな気もしましたが、雨にも負けず頑張っていた姿はとても素晴らしく思いました。

毎年、行われている行事ではありますが、文化にしてもスポーツにしても感動を頂くことができました。まだ、何もしていない人がいれば是非、打ち込めるものを見つけてはどうでしょうか。

(市原 彰)

コラム814

「オリンピックと平和」

 2020年オリンピックに向かって、ドラマや特集など賑やかになってきました。東海大学の付属高校ではオリンピズムを伝える学園オリンピックやオリンピック教育などのオリンピックムーブメントを行っています。
創立者が「オリンピック」に対して、どんな思いがあったのか調べると2名の人物が浮かび上がります。ピエール・ド・クーベルタン男爵と嘉納治五郎先生のどんな思いが松前重義博士に繋がったのか、調べてみました。

〇ピエール・ド・クーベルタン男爵と嘉納治五郎先生の出会い
 フランスのクーベルタン男爵は戦争で荒廃したヨーロッパや、自国と他国の教育の違いを見ていく中で、教育の重要さを感じ教育改革に取り組み、「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍などさまざまな差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」というオリンピズムに基づいて、近代オリンピックを創始しました。オリンピズムの理念を広げていくオリンピックムーブメントに取り組む中で、ヨーロッパとアジアの文化が交わることでオリンピズムが新しい形に変化していくと考え、アジアの代表として嘉納治五郎先生をオリンピックの委員(1909~1938年)として選びました。嘉納先生は、1940年の幻の東京オリンピックを27年間のオリンピックムーブメントを通して招致されるなど、精力的に活動されましたが1938年に客死し、1940年に日本は開催権を返上し、第2次世界大戦に世界は進んでいきました。
 嘉納先生は、西洋のスポーツ文化に、「精力善用・自他共栄」という武道精神を加味することを構想していたと言われています。「精力善用・自他共栄」の考えは、「目的を果たすために最も効力ある方法を用いつつ、それを実生活に生かすことによって、人間と社会の進歩・発展に貢献すること」になります。

〇嘉納治五郎先生と松前重義博士(本学園の創立者)
  松前重義博士は、1964年の東京オリンピックの際に国会議員として尽力し、日本武道館(柔道会場)の建築などに関わられています。東京オリンピックで正式種目となった「柔道」は当初はプールに畳を敷いて実施される予定だったそうです。同年に学園オリンピックのスポーツ部門が始まりました。そして、クーベルタンの理念“Olympic is wedding of sport and art.(オリンピックはスポーツと文化の融合)”に敬意を表し、1991年から文化部門がスタートしています。また、2020年東京オリンピックに向けてのオリンピックムーブメントとして、2015年から本学園では「オリンピック教育」が始まっています。創立者は「オリンピック」にどんな思いがあったのでしょうか?
 創立者は、32歳の時に国の官僚としてヨーロッパに出張留学中、柔道のヨーロッパ普及のためドイツを訪れていた73歳の嘉納先生と出会われています。その時に二人は乱取り形式でドイツ人に技を披露したり、嘉納先生が自らの言葉で説明したりしています。創立者の著書を読むと、その時の嘉納先生の姿が大きな刺激になったことが読み取られます。
 嘉納先生がクーベルタン男爵と交わり、創立者が嘉納先生と交わり、その思いが繋がった結果「オリンピック精神(オリンピズム)をもって世界平和に貢献する」活動が学園オリンピックやオリンピック教育といった本学園のオリンピックムーブメントに繋がっていると考えられます。また、幻の東京オリンピック開催の道半ばで逝かれた嘉納先生の精神を繋ぎたいという創立者の思いがあったのかもしれません。
 嘉納先生が最後まで行ったスポーツ振興や普及活動はその後の松前重義博士のスポーツを通じて行う国際友好親善活動や対外文化教育の原点につながったと思われます。例えば、創立者はモスクワオリンピックの際にスポーツと政治の分離を訴えて各国を回られたり、ロサンゼルスオリンピックでは野球や女子柔道の採択に尽力されたりしています。
 東海大学の建学の精神の究極の狙いは「新しい文明創造の士となる有為な青年を育成し、持って『世界平和』に尽くす」ことです。一人でも多くの生徒が、学園オリンピックに参加し、2020年東京オリンピックに興味関心を持ち、オリンピズムに共感し、その思いを繋ぐことが出来たら素晴らしいと考えています。

文章を書くにあたり、様々な人から資料を頂き、助言を頂きました。また、日本オリンピック委員会のWebサイトも参考にさせて頂きました。この場を借り、お礼を申し上げます。ご協力ありがとうございました。

(上田 康裕)

コラム813

コラム
『静かなしぐさ』

ある本にしなやかな人生のためのアロマという題材でエッセイが載せてありました。気になる内容でしたので、みなさんに紹介します。

『テーブルにコップを置く。ドアを閉める。エレベータのボタンを押す。
こんなありふれた動作が、美しくも醜くもなります。
たとえば、がちゃりと受話器を置くのではなく、相手が切ったのを確かめ、
ゆっくり静かに置く。
このような静かなしぐさは、美しさを生み出します。
コップをがちゃん!と置かれたら、誰でもいやな気持ちがします。

静かにゆっくりと置けば、おもてなしになります。
マナーとは、世の中に対しての礼儀作法です。
そして、マナーやルールは人から与えられるものではなく、自分でつくるもの。
一人ひとりが静かなしぐさを身につければ、公共のルールなんて、
いらなくなるかもしれません。』

わたくしもまだまだ未熟ではありますが、心掛けていこうと思っています。みなさんもどうでしょうか?
(西村香織)

コラム812

最近、牛丼作りにはまっています。数か月前なんとなく適当に作った牛丼が、思いがけずわが子らに好評で、それならと月に1度2度のペースで腕を磨いています。

フライパンでなく大きめの鍋を使い、質より量のお肉(牛丼と言いながらときどき豚肉)を炒めつつ、さらに肉の量以上の玉ねぎスライスを炒めます。たっぷり水を入れ、濃い味が好きなので出汁・醤油・砂糖を多めに。日によって糸こんにゃくや揚げを入れたり。私は少し砂糖多めの甘めなタレが好きなのですが、妻はすっきり醤油味派。

果たしてわが子らは将来どちら派になるのか。きっとすっきり派なのだろうな、などとそんなことを思う今日この頃でした。
(桐原康成)

コラム811

『言葉の力』

 先日、令和元年度熊本県高等学校総合体育大会が開催された。毎年開催されるこの大会はインターハイ県予選会として、部活動生にとっては集大成の大会でもある。また、今年のインターハイは南部九州総体ということで、剣道競技は18年ぶりに熊本開催が決まっていた。

 そして、18年前を思い出す。当時、高校3年生だった私は団体戦の出場権を逃し、個人戦のみエントリーすることになっていた。大会当日は地元開催のため、親戚や中学小学時代の恩師や友人も応援に駆けつけてくれた。高校進学を決める時、「日本一になるために地元を離れます。」と宣言して中学校を卒業した私が有言実行するチャンスがこの日であった。

 全身全霊で臨んだ大会は個人3位という結果で幕を閉じた。中学校の時までは九州大会にも全国大会にも出場したことの無い私にとって、初の全国入賞となった。団体戦の前に個人戦が終わったので、閉会式までの間に時間があり、応援に駆けつけてくれた人達に御礼を言いたく観客席に行った。親戚や恩師、友人も「全国で3位は凄い、頑張ったね。」と声を掛けてくれた。すると、地元の同級生が一人で入り口付近に立っていた。私が駆け寄り「応援に来てくれてありがとう。」と伝えると「全然駄目たい。勝也君は日本一になると約束して地元を離れたのに、3位たい。」と本当に残念そうな顔で返答し、帰って行った。この言葉を聞いて私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けた。

 おそらく、私の顔は全国3位に満足して知り合いに挨拶をして回り、「頑張ったね。」と褒めて貰うことを要求していたのだろう。本当に自分自身を情けないと思ったし、この同級生の一言で私は初心に戻ることができた。この時には進学する大学も決まっていたが、もう一度、本気で日本一を狙える大学へ進学したいと熱望し、決まっていた大学を辞退して進学先を変更した。(当時この時期に変更するのは御法度だったが…)
 あの一言を発した地元の同級生は、剣道経験者でもなく、ただのクラスメイトである。しかし、中学卒業時に私の目標を聞いて言葉をプレゼントしてくれた。その言葉が本校の道場にも掲げてある「楽をすることを考えたとき、夢はくずれる」という言葉である。絶対に夢を諦めてはいけないことを教えてくれた。そして、私が大学生になっても応援を続けてくれて、大学日本一になる瞬間を日本武道館で見届けてくれたが、その日は会場で会うことができなかった。その日まで電話や手紙のやりとりをしていたが、私の夢を見届けて以来、この同級生とは今も音信不通である…。

 言葉の力は本当に大きい。今年の高校総体でも監督からの言葉、仲間からの言葉、家族からの言葉など様々な素晴らしい声掛けがあったのではないだろうか。時には人生を変える一言もあるだろう。今後も人との出逢い、言葉との出逢いを大切にして欲しい。

(芹川 勝也)

コラム810

6月3日(月)から2019年度前期の教育実習がスタートした。今年度前期の教育実習生は5名で、全員本校の卒業生である。4年前までは本校の生徒だった実習生もこの4年間で大きく成長し、将来の教師になりたい!という強い意志を持ってこの教育実習に臨んでいる。

初日はさすがに緊張した様子だったが、日を重ねるにつれて笑顔が多く見られるようになり、声をかけてみると「楽しいです」との返答があった。教育実習はどうしても「きつい」イメージがあるが、生徒と接することが何より「楽しい」ようである。この「楽しさ」を感じることができれば、授業もどんどん上手になっていく。

先生が楽しく授業をすれば、当然その授業を受けている生徒も楽しく感じることができるはずだ。今回の実習期間は1名だけ2週間、4名が3週間である。2週間の実習生は早速来週には研究授業が待っている。毎年のことではあるが、実習生の研究授業を見るととても刺激を受けるとともに、初心にかえることができる。今年度はどんな研究授業をしてくれるのか実に楽しみである。

本校で教育実習を終えた実習生全員が近い将来教壇に立ち、教員になるという希望を星につなげてほしい。
(山本敬太)

コラム809

昨年1年間、私は東京都渋谷区にある「学校法人東海大学」に勤務した。
業務内容は付属校園の行事や申請書類に関する取りまとめ等が主で、勤務先に生徒はいなかった。生徒がいない日々は私にとって非日常的で、言い知れぬ寂しさを感じていた。
そのような環境ではあったものの仲間が少しずつ増え、いつしか職場は楽しいものとなった。
再び星翔高校へ戻ると決まった時に仲間は喜んでくれ、また別れを惜しみ涙してくれた。私も喜びと同時に仲間との別れが寂しく涙した。
先日、有難いことに東京での仲間が私を訪ねて熊本に来てくれた。そう時間は経っていないが、とても懐かしく感じた。
職場の人々との縁や温かさを感じた1年であり、また家族の大切さや故郷熊本の温かさを改めて実感した1年であった。さらに生徒の存在が自身にとって大きさなものであったことを発見した1年でもあった。
熊本星翔高校で再び勤務できた喜びを胸に、最善を尽くしていきたいと思う。
(西尾 寿章)

コラム805

“満足は成長への最大の敵である” 

2019年度新入生を迎え1ヵ月以上が過ぎましたが、新入生の皆さんは高校生活には慣れましたか。
この度、私は隣の東海大学熊本キャンパスから事務長として着任致しましたが、歴史と伝統ある東海大学付属熊本星翔高校の一員となれたことを大変嬉しく思っております。
私は星翔高校の卒業生でもあり、母校で仕事が出来ることを誇りに思い、今後は保護者の皆様、地域の皆様と手を携えながら、生徒全員にとっても学びがいある、笑顔あふれる学校づくりに力を尽くしていきます。
私の好きな言葉に “満足は成長への最大の敵である”  今の自分に満足することなく、高いレベル(夢や目標)に向かって日々努力し、実現させることを自分自身に掲げ日々過ごしています。生徒の皆さんも自分の夢や目標に向かって頑張ってください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(奥村 幸生)