2月のおすすめ図書です。

『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』 ルカ・サンテ∥著 GO羽鳥∥著
マサイ族の集落に取材で訪れた羽鳥さんは、マサイ族の青年ルカさんに「井戸が枯れているからお金を援助してくれ」とお願いされます。羽鳥さんが出した答えは、「テメーで稼げ」でした。自分で稼ぐ方法としてルカさんにスマートフォンを渡し、ライターになるよう言います。この本はルカさんがライターとしてつづった「マサイ通信」を書籍化したものです。

『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ∥著
主人公の優子には父親が3人、母親が2人いて、17年間で家族の形態が7回も変わっています。周りからすれば特殊に見える家庭環境ですが、本人は特に思うところはない様子。しかし、高校生活をする中でさまざまな困難にぶつかると、今まで過ごしてきた親たちとの交流を思い出し、自分を見つめなおすことが増えていきます。優しい気持ちになれる物語です。

『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』 盛口満∥著
著者が1年間勤めていた沖縄の夜間中学校。そこは生徒の半数が、60歳以上の女性でした。そこでの授業内容をまとめたものがこの本です。身近なものを使って化学を知ってもらうという授業展開で、理科が苦手な人も読みやすいと思います。また、授業の合間におばあたちの昔話も飛び交い、楽しめる一冊となっています。